タイコ巻取機
素材ロール原反をシート化
概要と特徴
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【タイコ巻取機 例1:平図面】
タイコ式巻取機は、紙や不織布、フィルムなどのロール原反材料を、設定した素材シート長さと巻き取り回数で巻き取りした後カットしてシート状に切り出す、ロール原反材料のシート化装置です。
切り出すシートの長さは、巻取機の巻取ドラムの直径を変化させて設定します。(周長設定)周長設定は自動で行います。
(タッチパネル設定)原反掛け部
①エアシャフト : シャフトを通しエアを注入するとラグが開き、原反を固定します。
②シャフトレス : シャフトを通さず、原反左右からチャックを追い込み固定します-
エアシャフト
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シャフトレス
自動カット …巻取後のカットは、回転刃による自動カットで行うことにより、安全作業でしかも生産性の向上を図ることもできます。
(オプション)テンションコントロール … シート材の張りは、原反シャフトに連結する、パウダーブレーキで調整します。
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① 手動テンション調整
ボリューム操作でテンションを調整します。
原反が大きいときと小さいときで、同テンションで巻き取るには、巻取りながらの調整が必要です。 -
②半自動テンション調整
原反を掛けた際、原反の直径と紙の厚さを入力すると、
原反の大きさを常時算出し、テンションを自動調整します。
③自動テンション調整
張力検出ローラにて、常時テンションを測定し、常に一定のテションとなる様に、フィードバック制御します。
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仕様要件と実施例
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タイコ式巻取機は、ロール原反材料や使用方法、前後工程の違いなどによりユーザー毎の個別仕様となります。
主な仕様要件は下記となります。他の要件も踏まえて、貴社に最適な巻取機、プロセスを提案することが出来ますのでぜひご相談ください。■主な仕様要件
(1)材料 (2)周長 (3)シート幅
(4)原反最大径 (5)原反最大重量
(6)巻取速度 (7)紙管径
(8)原反シャフト(金属シャフ・エアーシャフト・シャフトレス)
(9)巻取り方向(上巻・下巻・両方)
(10)カット方式(自動(回転刃走行)・手動(カマ))
(11)カット位置 (12)周長設定(自動・手動)
(13)テンションコントロール(自動・半自動・手動)【タイコ巻取機 例2:平図面】
巻取後の最終仕上げカット作業は、断裁機で行います。断裁機へは、エアーテーブルを通して投入します。
【タイコ巻取機 例3:平図面】
断裁機へは、コンベアラインを通して投入します。